-
1:青葉ぜにがめ
:
2014/05/13 (Tue) 22:24:07
-
新しく話を始めます。
今日も烈車が新たな街へ向けて走り続ける。ちなみにシャドーラインが幻影帝国と手を組んだ影響でレインボーラインはぴかりが丘には必ず1日は1回停車するようになった模様であった。
トッキュウジャー5人と、めぐみ、ひめを乗せた烈車はぴかりが丘を発車して次の駅へと向かっていた、そんな中カグラは何かを描いていた。
ライト「お、何描いてんだ?」
ミオ「私たちが住んでた町だって。」
カグラ「こんな感じだったかなって思って。」
カグラの描いた絵は大きな木(秘密基地)を中心に海と家が並んでいた。
ヒカリ「秘密基地が大きすぎるでしょ。」
カグラ「そうかな?これくらい大きい木じゃなかったっけ?」
トカッチ「それは子供のころの記憶だからだよ。」
めぐみ「ちっちゃな頃ってなんでも大きく見えるからね~」
そんな中車掌が入ってきた。
車掌「まもなく次の駅に到着します。」
ライト「おお、今度はどんな町かな~?」
そして烈車がホームに到着するとめぐみとひめは何かに気が付く…。
ひめ「あれここの駅って?」
-
2:青葉ぜにがめ
:
2014/05/13 (Tue) 22:38:02
-
アナウンス(チケット)「沢芽シティ~沢芽シティ~え~ちなみにシャドーラインの駅ではありません。」
ライト「よーし!じゃあこの街の名物でも食べに行くか。」
7人は烈車から降りて歩き始める。トッキュウジャーの5人から少し離れて歩く、めぐみ、ひめ、リボンはというと…
めぐみ「ここは隣の沢芽市だよね?」
リボン「まさにその通りですわね。」
ひめ「ということは紘太たちがいる街ってこと。」
ライト「どうしたんだお前たちコソコソ話して。」
ミオ「早くしないと置いてっちゃうよ~」
3人は紘太たちの存在を話せぬまま、5人と一緒に沢芽の街の中へと歩き始める。
-
3:Albin
:
2014/05/16 (Fri) 19:24:47
-
ひめ「お~!おっきいーー!」
ライト「なんかすっごいタワーだな。」
ヒカリ「駅にパンフレットがあったよ。"ユグドラシルタワー"っていうらしい。」
一同はヒカリの持つパンフレットに注目する。
カグラ「あ!この"シャルモン"ってお店のケーキおいしそう!」
-
4:ハナ
:
2014/05/18 (Sun) 20:36:10
-
めぐみ「わ~ホントだ!」
ひめ「この人が店長なんだ…何か凄いゴリゴリのガテン系って感じ…」
ちなみにめぐみとひめは、シャルモン洋菓子店の店長である鳳蓮・ピエール・アルフォンゾが以前対立した仮面ライダーブラーボである事は知らない。
~♪~~♪♪~(ダンスミュージック)
一同「??」
中央広場から音楽が聞こえて来る。
7人は気になって、そちらの方へ向かう。
-
5:???
:
2014/05/18 (Sun) 21:54:21
-
高司舞と若者たち「~~~!」(音楽に合わせてダンスを披露する)
中央広場では"STREET DANCE SHOW"という立て札を掲げ、ストリートダンスを披露する若者たちの姿があった。
ひめ「あれ何?なんかのイベント?」
リボン「ダンスをしているみたいですわね。」
-
6:青葉ぜにがめ
:
2014/05/19 (Mon) 00:23:16
-
ミオ「なんかいい街だね。」
ライト「…だな。」
そんな中突如悲鳴が上がり中央広場に、インベスでもシャドーラインでも幻影帝国でもない怪人と戦闘員たちが現れ騒然となる。
高司舞「みんな逃げて!」
舞の誘導で皆が逃げていき7人が残る形となる。
-
7:青葉ぜにがめ
:
2014/05/19 (Mon) 00:31:03
-
ヒカリ「シャドーはいないはずじゃ…」
トカッチ「なんかシャドーとは違う気がするけど…」
ひめ「サイアークでもないよ…」
すると7人に気が付いた舞が近づいてくる。
舞「ちょっと逃げて!」
ライト「俺達なら大丈夫!」
めぐみ「そうそう任せてよ!」
舞「え!?」
その横に葛葉紘太がオレンジロックシードと戦極ドライバーを持って現れる。
-
8:青葉ぜにがめ
:
2014/05/19 (Mon) 00:47:50
-
ひめ「あ、紘太だ。」
その葛葉紘太は7人の存在に気が付かずに変身にかかる。
紘太「変身!」
ロックシードの音声「オレンジ!」
紘太「おりゃ!」
ロックシードの音声「Lock―On!」
トッキュウチェンジャーの音声「変身いたしまーす。白線の内側に下がってお待ちください!」
ライト&トカッチ&ミオ&ヒカリ&カグラ「トッキュウチェンジ!」
プリチェンミラーの音声「かわるんるん!」
めぐみ&ひめ「プリキュアくるりんミラーチェンジ!」
ライト&トカッチ&ミオ&ヒカリ&カグラ「はっ!(トッキュウチェンジャーのバーを倒す)」
-
9:青葉ぜにがめ
:
2014/05/19 (Mon) 01:04:34
-
戦極ドライバーの音声「ソイヤ!」
紘太「えっ?(7人に気が付く)」
戦極ドライバーの音声「オレンジアームズ、花道オンステージ!」
ライト&トカッチ&ミオ&ヒカリ&カグラ「えっ?」
アナウンス「トッキュウ1号、2号、3号、4号、5号」
トッキュウジャー5人「……。」
仮面ライダー鎧武(オレンジアームズ)「……。」
キュアラブリー&キュアプリンセス「……。」
ラブリーとプリンセスを除きそれぞれ変身した姿に驚く
トッキュウジャー5人&鎧武「えっ!?」
-
10:青葉ぜにがめ
:
2014/05/19 (Mon) 01:20:39
-
烈車戦隊トッキュウジャーと仮面ライダー鎧武、そしてハピネスチャージプリキュア!
2014年を代表する3つのヒーロー&ヒロインが今ここに集結したのであった。
-
11:青葉ぜにがめ
:
2014/05/19 (Mon) 01:33:27
-
仮面ライダー鎧武「列車がぐるぐるって…。」
トッキュウ1号「オレンジが、頭に…。」
その様子を見ていたプリキュアの2人というと…
キュアラブリー「そう言えば仮面ライダー鎧武と…。」
キュアプリンセス「トッキュウジャーの5人って…。」
ラブリー&プリンセス「初対面だよね…。」
リボン「まさしくその通りですわ…。」
鎧武&トッキュウ1号「お前らなんなんだ!?」
???怪人「お前らなんなんだ?」
鎧武&トッキュウ1号「いや、お前が一番なんなんだよ!」
キュアラブリー「うん何者なの!?」
-
12:???
:
2014/05/19 (Mon) 18:37:21
-
バダン怪人 モグラロイド「我らは"地下帝国バダン"!!」
鎧武「地下帝国?」
トッキュウ1号「バダン?なんだそれ?」
キュアプリンセス「ラブリー知ってる?」
キュアラブリー「知らない。リボンは?」
リボン「今、初めて知りましたわ。」
モグラロイド「我々の崇高な計画を邪魔するつもりなら…もっと仲間を呼んじゃおう!!いでよバダン怪人!!」
モグラロイドは地面を掘り…なんとヘルヘイムの森の入口"クラック"を出現させた。
ライオンインベス「ガゥゥゥ!!」(クラックから飛び出してくる)
-
13:青葉ぜにがめ
:
2014/05/20 (Tue) 00:58:44
-
鎧武「インベス!!」
キュアプリンセス「あいつインベスを呼ぶことができるの!?」
モグラロイド「あ~失敗したぁ…。」
すると突然ライオンインベスはモグラロイドを襲い始めた。
モグラロイド「痛いコラやめろよ!」
トッキュウ2号「あれ?どういうこと?」
トッキュウ3号「仲間割れ?」
トッキュウ1号「な~んかよくわかんないけど、とにかく行くぞ!」
鎧武「あ、俺も行く!」
キュアラブリー「私も!」
キュアプリンセス「やっぱりそうなるわけ!」
8人はモグラロイド、戦闘員のコンバットロイドども、ライオンインベスに向かっていった。
-
14:???
:
2014/05/20 (Tue) 22:06:50
-
互いの事情を知らないヒーローたちは各々で怪人たちの相手をする。
ガキィン!ガキィィン!バシッ!!
ズバッ!バキッ!!
トッキュウジャー、鎧武、プリキュアが怪人集団と激戦を繰り広げる。そんな中で鎧武はライオンインベスを相手取る。
鎧武「ヘアッ!」(ライオンインベスに斬りかかる)
ライオンインベス「グウウゥゥ!!!」(鎧武相手に戦う)
戦う鎧武とインベスはいつの間にかクラックの中に入っていった
トッキュウ1号「あ、ちょっと待った!おい!」
-
15:青葉ぜにがめ
:
2014/05/21 (Wed) 01:12:11
-
キュアラブリー「おおこんなところに空間が!私も!」
鎧武を追うようにトッキュウ1号とキュアラブリーもクラックの中へと飛び込んで行った。
さらに戦闘は続き状況を見つめる舞の前に仮面ライダー龍玄に変身した呉島光実が現れる。
仮面ライダー龍玄(ブドウアームズ)「舞さん!」
舞「ミッチ!」
龍玄「…インベスじゃない、キュアプリンセスは分かるけど、この色とりどりの人たちは?」
舞「(プリンセスを見て)この子が前、紘太やミッチが言っていたプリキュアの子でしょ。他の人たちは私にも何がなんだか…」
-
16:???
:
2014/05/21 (Wed) 18:52:43
-
トッキュウ2号、3号、4号、5号は乗り換え変身を行う。
アナウンス「トッキュウ2号。ブルー、乗り換えでピンク。グリーン、乗り換えでイエロー。」
キュアプリンセス「ふん!えいっ!(戦闘中だが乗り換え変身を見る)…毎度のことだけど……。」
舞「誰が誰だか……。」
モグラロイド「それはこっちのセリフじゃーー!!」
そう言いつつモグラロイドは舞に襲いかかる。
龍玄「はっ!」(ブドウ龍砲、発射)
モグラロイド「ぐわああーーー!!かはっ!」(ゼロ距離射撃を受け倒れる)
-
17:???
:
2014/05/21 (Wed) 21:16:00
-
バシュンバシュン!バシッ、バシッ!ドスッッ!!
コンバットロイド軍団「~~~!!」(やられる)
トッキュウジャー4人とプリンセスの奮闘によりコンバットロイドは全滅した。
モグラロイド「アアーーー!!!?忌々しい奴らめ!!!」
モグラロイドは怒りを感じ自らも戦闘態勢に入る。
モグラロイド「…バ~~イ!!」(逃走)
…と思いきや踵を返し、地中に潜って逃走してしまった。
-
18:青葉ぜにがめ
:
2014/05/23 (Fri) 01:04:57
-
トッキュウ5号(ブルー)「行っちゃった…」
アナウンス「変身解除いたしまーす。」
トッキュウジャー4人とキュアプリンセスは変身を解除した。
ミオ「逃げられちゃったね。」
トカッチ「ああ…」
ひめ「まったく何がしたかったのよ。」
とそこへ龍玄が4人とひめの前に現れると変身を解除する。
呉島光実「ひめちゃん、この人たちは?」
ひめ「ミッチ!この人たちは…」
ひめが言いかけようとするとトカッチが言い始める。
トカッチ「ぼくたちは烈車戦隊トッキュウジャー。簡単に言うと…」
更にトカッチの説明が長くなると感じたヒカリが別に言い始める。
ヒカリ「なあ話を聞かせてもらえないか?この街でなにが起きているのか。」
-
19:青葉ぜにがめ
:
2014/05/23 (Fri) 01:29:05
-
一方クラックを通じて鎧武とインベスを追ってヘルヘイムの森に突入した、トッキュウ1号とキュアラブリーはというと…
トッキュウ1号「あっ…しまった!どっか行っちゃったよ。」
キュアラブリー「見逃しちゃったね…。」
2人は辺りを見回すと…
トッキュウ1号「え?不思議な森だな…」
キュアラブリー「見たことがない植物がいっぱいなっている。」
そこに果物らしきヘルヘイムの森になる果実を見つけると。
トッキュウ1号「果物…?」
アナウンス「変身解除いたしまーす。」
トッキュウ1号とキュアラブリーは変身解除する。
めぐみ「おお、美味しそうな果物発見!」
ライト「だよな!なんかうまそう!」
2人が木になっている果実に手を伸ばそうとすると、突然後方から銃撃され思わず2人とも後方に転んで尻餅をしてしまう。
-
20:青葉ぜにがめ
:
2014/05/23 (Fri) 01:47:01
-
2人が銃撃された方向を見ると、そこには鎧武の姿があった。そして変身を解除し葛葉紘太の姿に戻る。
紘太「二人とも、その果実には触らない方がいい…」
ふと紘太が視線をめぐみの方に移すと、なんと後方に転んだ拍子にスカートの中が見えていた。
紘太「(ピンクの…)」
ライト「へえ…そうなんだめぐみ…ん!(同じくめぐみに視線を移す)…めぐみ、スカートの中見えている。」
めぐみ「へ?…きゃあああ!!」
ヘルヘイムの森にめぐみの悲鳴がこだました。
-
21:Albin
:
2014/05/25 (Sun) 22:36:11
-
紘太&ライト「…~~~っ!!」(頭を押さえる)
めぐみ「っっっ………。」(怒って顔を膨らます)
二分後、紘太とライトは頭を押さえ、めぐみは怒っている。どうやら彼女が二人の頭を殴打したようだ。
ライト「いった…。あ!さっきのライオンみたいなやつは?」
めぐみ「……あ!うっかり忘れてた!!」
紘太「逃げられた。俺は葛葉紘太、君は?」
-
22:青葉ぜにがめ
:
2014/05/26 (Mon) 01:04:43
-
ライト「ライト。」
めぐみ「久しぶりだね、紘太さん!!」
ライト「知り合い?」
めぐみ「ちょっとね…プリキュアになったばかりの時、ぴかりが丘であったんだ。」
紘太「そんなこともあったな、あれから顔も出してなかったな。」
めぐみは今までのいきさつを二人に話はじめていった。
-
23:青葉ぜにがめ
:
2014/05/26 (Mon) 01:27:32
-
その頃トッキュウジャー4人とひめはというと、光実と舞に連れられ行きつけの喫茶店である『トルーパーズ』にいた。
カグラ「美味しい!」
ひめ「フルーツと生クリームの絶妙なハーモニーがなんとも…」
リボン「…(ぬいぐるみのフリをしながらひめの膝に座っている)」
トルーパーズのマスター・阪東清治郎「でしょ?ふたりともうれしいこと言ってくれるね!よし!おじさんがなもう1つサービスしてやろう!よし!パフェの準備だ!」
カウンターに座る女性陣がパフェを堪能してるのに対し、テーブル席では男性陣が話し込んでいた。
光実「なるほど、みなさんはその烈車に乗って旅をしてるんですね。」
ヒカリ「そういうこと。それよりあの『バダン』というのは一体?」
-
24:Albin
:
2014/05/26 (Mon) 21:03:12
-
光実「それが…僕らもバダンなんてやつらは初耳で…。だから何をしようとしてるのかはちょっと……。」
トカッチ「そうなんだ。」
光実「でもクラックを開ける能力があるのだとしたら放っておくわけにはいきません。」
ヒカリ「クラック?」
光実「見たでしょ?空間に出来た裂け目のことです。」
同じ頃、ヘルヘイムの森にいる紘太たちも同じような話をしていた。
紘太「…そう。インベスはクラックを通って沢芽市に現れる。」
ライト「じゃああのモグラがクラックをたくさん作ったら……」
めぐみ「そ…そんなことしたら沢芽市が……!!」
-
25:青葉ぜにがめ
:
2014/06/02 (Mon) 19:52:53
-
光実「大量のインベスがこの街に押し寄せます。」
トカッチ「そんな大変なことになったら…大変すぎる!」
ヒカリ「トカッチ!わかって言ってんの?」
トカッチ「…なんとなく。」
リボン「……(やれやれですわ…)」
光実「ですから、そうなる前に何か手を考えないと。」
-
26:青葉ぜにがめ
:
2014/06/03 (Tue) 00:12:15
-
カグラ&ひめ「ごちそうさま!」
カグラ「ねえ舞ちゃん、次はこのシャルモンってお店に行きたい。」
トカッチ&ヒカリ&光実「え?」
カグラ「ここのパフェより美味しいんでしょ?」
阪東「え?」
ひめ「ちょっとカグラ!」
ミオ「そうなの?」
阪東「そうなの?」
舞「そうだけど。」
トカッチ&ヒカリ&光実「そうなんだ…」
阪東「そうなんだ…」
カグラ「行こうよ~!」
舞「まだ食べるの?今、そんな場合じゃ…」
ミオ「しょうがない、行こうか。」
ひめ「そうだね、カグラがこうなっちゃうと止められないからね。私も行く!」
舞「え?」
カグラ「やった~!」
トカッチ&ヒカリ&光実「行くんだ…」
ミオ「トカッチ!」
トカッチ「え?」
ミオ「お会計よろしく。」
カグラ&ひめ「よ~し出発進行!」
そしてミオ、カグラ、ひめとリボンは舞を引き連れて、出発してしまう。
残された男性陣はというと…
-
27:青葉ぜにがめ
:
2014/06/04 (Wed) 00:52:06
-
トカッチ「どうして?」
光実「ごちそうさまです。」
結局トカッチが全員分の代金を払うこととなり、カグラに無茶苦茶言われたマスターと共に愕然としてしまう。
光実「でもいいんですか?ライトさんやめぐみちゃんのこと心配じゃ…」
ヒカリ「ライトやめぐみなら大丈夫。それに紘太くんだっているんだろ。」
その言葉の通り同時刻の中央広場にあるクラックから紘太、ライト、めぐみが出てくる。
-
28:ハナ
:
2014/06/04 (Wed) 21:07:24
-
そして、三人が出たと同時にクラックが閉じられた。
ライト「おぉ!?チャックが閉まった」
紘太「じゃあ、俺はこれで…」
めぐみ「あっ、ちょっと待って!紘太さん、これからどうするの?」
紘太「勿論、あのモグラの怪人を見つけて倒す。このままにはしておけないからね」
それを聞いたライトとめぐみは互いに顔を見合わせ、"その答え"を待ってましたと言わんばかりに笑みを浮かべた。
ライト「だよな~!そうするよな!」
めぐみ「だったら、紘太さんも一緒に行こうよ!」
紘太「??どこに?」
ライト「いいからいいから♪」
ライトは紘太の背中を押し、めぐみも紘太の手を引いて目的地へ向かった。それは…烈車が停車している駅のホームだった。
-
29:ハナ
:
2014/06/04 (Wed) 21:12:13
-
紘太「うわ~…!凄いなぁ…この烈車に乗って色んな所を旅してるの?」
ライト「やっぱり紘太には見えるんだ。」
紘太「え…?他の人には見えてないのか?」
めぐみ「この烈車ね、想像力がある人にだけ見えるんだよ。」
紘太「へぇ~…。」
三人は設置された改札の方へ行く。
ライト「よ~し、乗ろう!」
ライトとめぐみはパスを取り出す。すると、ふとめぐみがある事を思い出す。
めぐみ「…あっ!ライトさん、ちょっと待って!」
-
30:青葉ぜにがめ
:
2014/06/07 (Sat) 01:26:31
-
ライト「なんだよ…あ!しまった!紘太の分のパスが無いと烈車には…」
めぐみ「今それを言おうと思ったのに…」
すると…
???「また世界が」
鳴滝「つながってしまった!」
紘太、ライト、めぐみの前にトレンチコートに山高帽、黒縁メガネの中年男性が現れた、ちなみに右手にはチケットくんのように自分に似たパペットをハメている。
紘太、ライト、めぐみ「誰!?」
鳴滝「私は鳴滝、すべてのライダーの味方。鎧武の葛葉紘太くんだね?これを使いなさい!」
すると鳴滝はレインボーラインのパスを見せる。
ライト「レインボーパス!?」
めぐみ「どうしてあなたが!?」
鳴滝に似たパペット「チケットくんによろしく!」
鳴滝は紘太にパスを渡すと突如現れたオーロラに潜って姿を消していった。
めぐみ「あの人一体なんだったんだろう?」
ライト「さあ?“すべてのライダーの味方”って言ってたけど紘太の知り合い…じゃないようだな。」
紘太「うん、まったくもって初対面だ。」
そして謎のまま3人は烈車の車内へと乗車していった。
-
31:???
:
2014/06/07 (Sat) 21:09:21
-
車掌「あなたどうしてこの烈車に乗れたんですか!?」
車掌は早速紘太の存在に驚愕する。
紘太「それがその…」
ライト「もらったんだ。"鳴滝"って人に。」
めぐみ「うんうん。」(ライトの言葉に同意して頷く)
ライト「知り合い?」
鳴滝の名を聞いた瞬間車掌は渋い顔をした。それは表情を伺うことは出来ないチケットにしても同じである。
チケット「あの人は……、まったく面倒なことを…。」
車掌「仕方ないでしょ、パスを持ってれば大切なお客様です。」
チケットと車掌は3人に聞こえない声で会話し、改めて紘太に向き直る。
チケット「御乗車…一応ありがとうございます。」
紘太「あの、コレ流行ってるんですか?腹話術。」
-
32:ハナ
:
2014/06/16 (Mon) 20:00:50
-
車掌「違います。」
チケット「あなたもバカですかー!?」
そして、車掌はそそくさと客車を出て行った。
紘太「えぇ、バカって…。ねぇ二人とも、あれってどう見てもさぁ…。」
めぐみ「あ、あはは…私達も気にはなってるんだけどね」
すると、ライトはテーブルの上に置いてあるカグラの絵を見つける。
紘太「…ん?これは?」
ライト「あぁ、カグラが描いた俺達の住んでた街。まぁ…全然似てないかも知れないけど」
紘太「似てないかもって…どうして?」
ライト「俺達5人…記憶が抜けてるんだよ」
紘太「え…!?それってもしかして記憶喪失って事…!?」
ライト「まぁそんな感じかな。覚えてるのは、小さい頃ここで遊んでた事だけ」
ライトの話を聞いて、紘太は気まずい雰囲気になる。
紘太「ごめん…変な事聞いちゃった」
ライト「いいっていいって。烈車に乗って旅してれば、きっといつか思い出すよ」
紘太「そっか…大事な旅の途中なんだな」
-
33:青葉ぜにがめ
:
2014/06/16 (Mon) 23:17:19
-
そこへトカッチとヒカリが烈車に戻ってきた。
ヒカリ「あれ?ライト。」
トカッチ「どうしてこの人が!?」
ライト「お~ヒカリ、トカッチ、ちょうどよかった。ミオとカグラは?」
めぐみ「それにひめとリボンは?」
ヒカリ「ああ、それなら…」
-
34:...
:
2014/06/29 (Sun) 14:15:44
-
一方、女子勢はシャルモンを目指しながら市内のアウトレットモールを歩いていた。
カグラ「ケーキ!ケーキ!……あ、かわいい~!」
ひめ「え、なになに?」
カグラが別の物に興味をしだし、ひめもそれについていく。
舞「あんな事件があった後なのにお気楽すぎない?」
ミオ「まあ…確かにお気楽だけど、お気楽なだけじゃないよ。」
舞「え?」
-
35:青葉ぜにがめ
:
2014/07/06 (Sun) 23:32:13
-
ミオ「どんなに辛いことがあっても、いつの日か私たちは私たちの街に帰れるって信じているから。」
舞「覚えてないの?」
ミオ「だって…私たちの街だもん。」
-
36:青葉ぜにがめ
:
2014/07/06 (Sun) 23:45:03
-
再び烈車の中では…
ライト「なあみんなで紘太を手伝わないか?」
トカッチ&ヒカリ「え?」
ライト「シャドーじゃないけど、みんなであの怪人を倒すんだ!」
めぐみ「おおいいね、そのアイディア悪くないよ。」
トカッチ「そうだね、みんなで力を合わせればどんな敵でも倒せるよ!」
ライト「よーし、紘太!大船に乗ったつもりで…」
-
37:青葉ぜにがめ
:
2014/07/07 (Mon) 00:14:47
-
紘太「ダメだ!」
ライト&めぐみ「えっ…」
紘太「悪いけど、この街の戦いに君たちは関係ない。」
ヒカリ「確かにね…」
紘太「沢芽市が抱えている問題はそんなに簡単じゃない。この街はヘルヘイムの森に飲み込まれてしまうんだ。」
紘太は間をおいて再び話しを続ける。
紘太「この街の人たちは知らないし、例え知ったとしても逃げる方法がない。だから君たちは関わっちゃいけないんだ。」
めぐみ「で、でも…」
紘太「ライト、めぐみ、君たちには君たちのやるべきことが、他にあるんだろ。」
そして紘太は烈車を降りて行く。
ライト「紘太…」
-
38:???
:
2014/07/07 (Mon) 00:43:35
-
場所が変わり、ここはユグドラシルコーポレーション本社・呉島貴虎のオフィス。
呉島貴虎「地下帝国バダン…?なんだ?それは。」
呉島光実「僕にもわからない。でもインベスとは違う敵がこの街に迫ってるみたいなんだ。」
光実は兄でありユグドラシルの幹部でもある貴虎に事の相談をしていた。
貴虎「確かにクラックの出現頻度が増しているとの報告がある。現在そのデータは分析中だが…。地下帝国バダン……?」
光実「……。」
やがて…
貴虎「光実…。」
光実「…!」
貴虎「疲れているようだな。」(光実にコーヒーを差し出す)
…結局の所、貴虎は信じていないようだ。……そのバダンの一味は沢芽市の某所で…。
モグラロイド「出でよバダン怪人!開け!」(クラックを作成)
モグラロイドはクラックを作成し怪人を召喚!……しかし出てきたのは希望するバダン怪人ではなく先ほどのライオンインベスであった。
モグラロイド「うお~、失敗だ~~…。」
ライオンインベス「グオーッ!!」(モグラロイドに襲いかかりその後すぐ逃走)
モグラロイド「うわ~~!!」(襲われる)
???「……。」(モグラロイドを踏みつける)
モグラロイド「どわっ!!」
-
39:???
:
2014/07/07 (Mon) 00:48:39
-
…烈車の中にて。
ヒカリ「彼の言うこともわかる気がする。」
めぐみ「え?」
ライト「どういうこと?」
ヒカリ「例えばさ、シャドーラインと戦うことを紘汰くんが手伝いたいって言ったらどうする?彼にとってはもっと大切なことがあるのに。」
めぐみ「あ……。」
ライト「それは……。」
トカッチ「…~~……。」(考え込む)
ヒカリの言葉に3人は考え込む。
「♪~~」(ライトのスマートフォン着信音)
ライト「・・・!」(着信に出る)
-
40:青葉ぜにがめ
:
2014/07/07 (Mon) 22:37:02
-
場面はミオたちがいるショッピングモールに変わる
ライオンインベス「グォーッ!!」(人々を襲う)
そのライオンインベスから離れた場所で
ミオ「ライト!さっきのインベスがショッピングモールに!」
再び場面は烈車内に変わり…
ライト「何!?わかった!」
ライトは烈車から下車しようと振り向く、とそこには車掌とチケットの姿が…
チケット「間もなく烈車が発車いたしまーす。」
車掌「ミオさんとカグラさんとひめさんを呼び戻してください。」
ヒカリ「でも今…」
チケット「この街にいるのはシャドーや幻影帝国じゃないんですよ。我々が戦う必要ないでしょ。」
ライト「いや、行く!」
チケット「え?」
車掌「どうしてですか?我々には我々のやるべきことが…」
ライト「なんでかわからないけど違う気がする。やるべきこととか、大切なこととか、そんなのは後で考える!」
めぐみ「というわけで行ってきまーす!」
ライトとめぐみは勢いよく車掌に接触して烈車から飛び出して行く、接触された車掌はチケット共々転倒してしてしまう。
-
41:???
:
2014/07/09 (Wed) 22:48:36
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ヒカリ「まったく、ライトらしいな。」
トカッチ「僕たちも行こう。」
2人も烈車を降りライトとめぐみの後を追う。転倒した車掌は立ち上がりチケットと服についたほこりを払う。
チケット「や~っぱりお馬鹿ですね。」
車掌「でもそれが彼らのイマジネーション!…なのでしょう。」
チケット「…無理やり言いましたよね?」
車掌「全然。」
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42:青葉ぜにがめ
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2014/07/09 (Wed) 23:09:37
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とそこへ烈車内にある鏡からブルーとキュアハニーとして正体を明かした大森ゆうこが現れる。
ブルー「相変わらず賑やかのようだね(パスを見せる)」
車掌「ブルーさん、いつも言っているじゃないですかちゃんと烈車に乗車する際は駅からのご利用をお願いしますよ。」
チケット「で、こちらはお連れさんですか?ちゃんとパスは持っているんですか?」
大森ゆうこ「ええ、もちろん(パスを見せる)」
車掌「今回は特別ですよ。」
ゆうこ「それでめぐみちゃんたちは今どこにいるの。」
チケット「さっき出て行きましたよ。我々の止める間もなく今頃沢芽シティの街の中じゃないですかー」
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43:???
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2014/07/09 (Wed) 23:45:46
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…ショッピングモールではカグラ、ミオと舞ひめが人々を避難誘導していた。
カグラ「みなさんこっちです!逃げて下さい!」
舞「逃げて!早く逃げて!!」
ひめ「こっちこっち!!」
ミオ「・・・!?」
ミオは一人に逃げ遅れた子供を発見する。不幸にもライオンインベスは子供をターゲットに向かっていく。
ミオ「危ない!!」(子供を助けインベスに立ち向かう)
ひめ「ミオ!?」
ミオはライオンインベスと張り合うが押されてしまう。
ライト「うおーー!はっ!」
そこにライト登場。インベスに蹴りを入れ退けた。
ミオ「ライト!」
ライト「ごめん、遅くなった。」
ライトはトッキュウチェンジャーを装着し起動させる。
さらにヒカリとトカッチも合流、他の4人も同じようにチェンジャーを起動させる。
アナウンス:変身いたしま~す!白線の内側に下がってお待ちください。
ライト・トカッチ・ミオ・ヒカリ・カグラ「トッキュウチェンジ!…はっ!!」
アナウンス:トッキュウ1号!2号!3号!4号!5号!
トッキュウジャー「勝利のイマジネーション!烈車戦隊トッキュウジャー!!」